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散歩する惑星

「散歩する惑星」は、2000年のカンヌで審査員特別賞を受賞した映画なのですが、私は知りませんでした。
旦那さんがレンタルしてきてくれたので、観てみましたところ、シュールで映像も大変こだわっていて、スッカリ気に入りました。


とある惑星という設定ですが、ヨーロッパの風景で、登場人物はスウェーデン語を話します。


ストーリーは、惑星の人全員がささやかな幸せを求めて、現実逃避をしている様子を描きつつ、中でも不条理に不運な人たちにスポットをあて展開していきます。


実に不運な人が続々登場するにも関わらず、笑ってしまう毒ユーモアがあるのですが、反面数々の「不運な出来事」は絵空事じゃない身近なもので、他人事ではないぞということで、笑ってられない気分にもなります。
観ている私の気分もコロコロ変えられて、まんまと支配された感じです。


映画の印象は、地に足がつかないというか、夢というか、浮遊感がありました。
だから、とある惑星にいるのは監督で、透明で見えない監督がヨーロッパを散歩しながら、不運な人たちを観察して笑いながら撮影したように妄想してしまいました。


本当に「うまいこと生きるって難しい」ですね。
スポットのあたる登場人物たちは、街でスカウトされた普通のおじさんですって。
だから妙にリアルなのかしら??


アクションはないし、可愛いキャラクターも出てきませんが、是非観て下さい。

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