黒井健 絵本の世界展
沢山の絵本を与えて育ててくれた母に誘われ、絵本の挿絵で有名な黒井健さんの展覧会へでかけました。
会場は年配の観客が多く、また、女性がほとんどで、にぎわっていました。
どの作品も色が美しく、緻密に考えた構成です。
絵本とその原画が時代順に展示されていて、印刷物と原画の色合いの違いがよくわかりました。
パステルや色鉛筆の作品が主ですが、色鉛筆の作品でも鉛筆の筆跡はみあたりません。
制作過程を映像で紹介していたので観ると、一度色鉛筆を紙に強く塗って、色の粉末を指にまきつけた布(ちょっとオイルをたらす)でこすりとって、画面に塗り込むといった描き方をしていました。
なるほど、柔らかいタッチはこうして作られていたのですね。
正直私は、ほんわり優しい綺麗にまとまった画があんまり好きではないのですが、彼の「ごんぎつね」は、素晴らしいと思います。
色も狐の表情も情景も、物語の世界や感情が伝わってきます。
実は私、黒井さんのより、別の挿絵家の「ごんぎつね」の記憶の方が鮮明に残っていたのですが、きっとそれが写実的な絵で、銃口からあがる一筋の煙が子ども心に恐ろしかったからでしょう。
兵十目線の描き方にみえるそれと違って、黒井さんの「ごんぎつね」の方は、物語の語りべ目線の描き方に感じました。
だから怖いというより、悲しいことに静かに耐える小さな物語…というような印象が伝わってきて、大人になった私には黒井さんの挿絵がしっくり。
改めて観る機会があってよかったです。
ちなみに出口のショップで人気なのは「ころわん」という犬のキャラクターのようで、ぬいぐるみを買い込む人で盛り上がっていました(^^;)趣味は人それぞれデス。
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コメント
はじめまして!
私も昨日土曜日、銀座松屋へ行ってきました。凄い人出でしたねー。「ごんぎつね」と「ころわん」、両方買ってしまいました。
投稿: スタジオA | 2007年1月21日 (日) 09時18分
コメントありがとうございます。
余談ですが、絵本展の帰りに銀座の不二家前を通りましたら、お詫びの張り紙と記念撮影している人がいました(^^;)
ブログ拝読しました、ステキな植物の写真を沢山見せて頂きました。
またお邪魔しに行きます。
投稿: みずなす | 2007年1月21日 (日) 18時43分