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あかね空

母から招待券をもらったので、シネコンへ行ってきました。「あかね空」の題字を、彼女の書の先生が書かれたので、券をいただいたそうです。両親は「夫婦50割」で鑑賞済みで、私にまわってきました。


招待券は一枚、旦那さんの分はないと分かると、彼は「ブラッド・ダイヤモンド」を選んだので、別々に。


平日なため、全体的にガラガラでした。
この映画は時代劇なので、劇場に入ると、私以外皆年配!本当に皆年配(^^;)
ちょっと場違いな気分を味わいつつ鑑賞しました。


どんな映画か予備知識なしで映画館に来たのは、初めてかもしれません。これも頂き物の効果です。
「とりあえず題字だけは見ねば!」と力んでみましたが、大変柔らかい字で美しかったです。


ストーリーは、単独上京した京の豆腐屋扮する内野聖陽さんと、江戸の商売人の娘である中谷美紀さんが出会い、夫婦となって豆腐屋を営む中での夫婦愛・家族愛を描いた人情時代物語です。


江戸の遠景はCGで表現されているのですが、それがあまりにリアリティーのない美しさで、ちょっと気になりましたが、物語はわかりやすく、温かいものでした。途中、涙もろい私はツツッと流したところもあります(恥)


脇は岩下志麻さんや、石橋蓮司さん、中村梅雀さんなど豪華キャストだったので、どうにも残念だったのは、中谷美紀さんの演技です。
彼女はとても素敵なので好きですが、ちょっと最近の演技はオーバーというか、暑苦しくなってきたような。。
若い娘時代から母親時代まで演じるので、その濃淡を表現するために、演技を変えたのかもしれませんが、不自然に感じる程のキャピキャピな娘時代の演技、母親時代も旦那と喧嘩するシーンはあまりにも急変してキレる感じが別な意味で怖かったりして(^^;)…兎に角少し私には口当たりが強すぎな感じがしました。


観終わって印象に残ったのは、岩下志麻さん。台詞の間合いやちょっとしたしぐさまで、なにか惹かれてみてしまいます。
この映画では、優しくておだやかな無口で深く考える知的な母親役なのですが、着物姿のせいか、その声色のせいか、どうにもいつかドスの聞いた声で悪人と戦いだすのではないかと、別の映画のイメージがぬぐいきれずに注目してしまったところも否めません(^^)

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