課外授業〜ようこそ先輩 原一男
昨日ポチっとつけたら、映画監督原一男さんの姿が目に留まったので見続けたテレビ番組「課外授業〜ようこそ先輩」。
彼の名作はいくつか見たことがあるので、関心があったのです。
彼の母校で行う授業は「母を知ることは自分を知ること」なので、生徒各自が母のドキュメンタリーを撮ろうという内容でした。
いままで遠慮して母に聞けなかったこと、母の好きなところ嫌いなところ、何かテーマをしぼって各自家庭にビデオカメラを持ち帰り、各自の母を撮影する課題でした。
自分を「俺」と呼んでしまう癖は教壇で問題ないか心配する彼、みんなうまく撮影できているか心配で各生徒の家庭を見て廻る彼。
穏やかで生真面目な心熱い人柄が滲み出ていて微笑ましかったです。
彼自身が母子家庭で育てられたこと、そのお母様に自分の出生について話を聞く機会をもてないまま亡くしたこと。
また、自身が親の立場になってから、息子さんを自殺で亡くしたこと。。向き合うことが非常に辛い事実を含めて、生徒さんたちや番組のカメラにむかって避けずにお話している姿は、深い悲しみと、それを味わった方だからこそ醸し出せる芯まで温かい優しさをたたえていました。
本当に近頃親子がらみでも苦しいニュースが多いですものね。育児放棄や虐待のニュース、親殺しや自殺・いじめのニュース。
そのイメージから「普段どうしても避けがちな重く難しい内容の授業は、子供たちが嫌うかな?」また、お母さん方も「忙しくてインタビューなど対応してくれない方が多いかな?」と思ってみていました。
しかし真摯な彼の姿勢が子供に届いて、皆夢中に課題に取り組んでいましたし、子供がきちんと向き合って尋ねたため、母親たちも(出産時のことなど)これまで改めて話したことのない貴重な話をカメラに向かってしていました。
最後にお母さん方も一緒に全生徒の作品発表会をやっていました。
お母さん方の目に涙がありました。
私も涙がでちゃいました。
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