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インランド・エンパイア

暑い日が続き、夏本番ですね!
先週観てきました「インランド・エンパイア」。言わずと知れたリンチ監督の最新作です。
これまでの彼の作品どれででも、私は衝撃を味わったので今回も公開を楽しみにしていました。

平日の初回を目指して映画館へ出かけたので、20名弱の玄関外の列に加わり、無事観やすい席をゲットできました。
そう、ただでさえ脳みそが混乱する世界観であろう彼の作品(彼の作品を観た事がある方ならお分かりいただけることでしょう)、その上この映画は3時間に及ぶので、居心地の悪い位置で観たくないこと絶対だったのです。
結局映画館の椅子がフカフカで、お尻と腰が辛くなってしまいましたけどね〜。

これから数回観直すつもりでありますが、私のはじめて観終わった後の感想は「あいかわらずやりたい放題やった映画だな〜」です。期待を裏切らない面白さでした。
主演のローラ・ダーンの顔も素晴らしい★ハリウッド大女優でも時間の流れには逆らえない現実を隠す事なく「ちょっとこの程度のライトでアップのアングルOKしたの?」な釘付けになっていまう彼女の表情・演技には、脱帽でした。一度みたら忘れられない女優さんですよね。

前作の「マルホランド・ドライブ」も今回も、あらすじに関する前情報なしで鑑賞しました。
そしてどちらも次のような体内変化を起こしました。

“恐怖心と好奇心をそそられる→登場人物の美貌を味わう→ストーリーに混乱する→眠気が襲う→目が覚め映画の展開に違和感なく引き込まれる→それで何だったんだ???となる”

ただ今回は“眠気が襲う”の段階で驚いた事があります。なんと映画の中の大きな音で数回の睡魔から意識が戻されたのです!
「リンチ監督は私の眠くなるタイミングまで計算して作っているのか?」とどこかで見張られている錯覚を起こし、彼がいる訳ないのに周囲を見回してしまいました。

睡魔が襲うといってもつまらない訳ではありません。大概もう一度観直すと、全く眠くならないのですよ。不思議なものです、脳みそがあまりに通常と違う空間を味わって疲れてしまって眠くなるのですかね??
夜泣きに困る赤ちゃんに一度見せてみたいものです。

彼の作品は映像の美しさはもちろん、いつも絵画のように感じます。

観る前、または観ている最中から、自分の脳内引き出しを開けたり閉めたりして、映画内の“各シンボルの意味”をかみしめたり、“様々な視点”や“現実・非現実の世界”のいつの間にかなされる切り替わりを理解して、作者のメッセージや思考を汲み取ろうとして楽しむ方も沢山おられるでしょうね。そういう方には寝る間なんて全くない、大変疲れる作品なのだと思います。

私の場合、絵画も彼の作品も自分の感じたままに観て、気に入った作品なら、その中の世界に浸り味わい、後から他人の解釈を探ります。なので、宗教画などは知識なして観て、絵の示す意図を全く理解せずに鑑賞していることしばしばです。

リンチ監督は、単独インタビューで「映画は説明を受け付けないものだ。主役は映画であり、言葉ではない」と断言していました。
しかし公式サイトの掲示板には、個人的解釈を詳細に記している方のコメントがあるので、腑に落ちないと気持ち悪い方は、一つの解釈としてご覧になるといいかもしれません。

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