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イカとクジラ

想定外に夏の外出を謳歌したので、少しお財布の紐をひきしめて暮らしています("-`;)
という訳で、今回もつつましやかにレンタルにてお家で映画、「イカとクジラ」を観ました。

大好きな「ライフ アクアティック」という映画の共同脚本を手がけ、且つ出演もしているという監督さんの映画だそうで、旦那さんが借りてきました。

かなり有名なのに私は全くこの映画の存在を知りませんでした。何の気なしに観ることが出来てラッキー☆とっても面白い映画でした。

売れっ子美人作家の母親と、芸術至上主義的な知的で現実離れした売れない作家の父親の離婚によって、ぐちゃぐちゃになっていく兄弟の話です。
両親も子供もそれぞれ強烈なクセのあるキャラクターなのに共感でき、惹き込まれるのですが、現実に家族ならかなり困った人たちです。

タイトルは、兄が幼い頃観た、水族館で展示されている模型(深海ででっかいクジラがでっかいイカと格闘している)と両親のいざこざを重ね合わせたものと解釈してよいと思います。

弟役のオーウェン・クラインさんがとってもキュートな容姿で大人ぶった行動をする“子供悪魔”をうまいこと演じていて、注目でした。

あらすじを知れば「どれだけ重くて暗い話なんだ??」と敬遠してしまいそうですが、この映画の素晴らしいところは、この内容で笑いを誘いつつ、淡々と各人物を丁寧に描写して、これといったハッキリした結論や正論を提示せずに終わるところでした。

大人や親ましてや聖職者と呼ばれる者でも、完璧で正しくて何でも知っていて尊敬できる訳ではないと分かる時。ちょっとがっかりする反面、妙に大人が小さく見えホッとした記憶、どなたにもありますよね?
実際自分が大人と呼ばれる年齢になって、結婚生活も経験すると、この映画では子供サイドと大人サイド両方に心当たりがある場面がしばしば。リアルです。

端々に知的な文学にまつわる台詞がちりばめられていましたが、無学な私には殆ど理解できず(^^;)そこに込められた意味も解釈できれば、もっと深い映画なのでしょうね。

それにしても根っこは自分のことしか考えていないため歯車のあわないこの家族。ペットの猫だけは皆大切に扱うのですが、それなのに名前がなく“ねこ(cat)”と呼ぶのが可笑しかったです。

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