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13/ザメッティ

昨日やっとこさ年賀状を出しました。皆さんはもうとっくにお済みでしょうか?

このところ映画館で見そびれた映画を色々借りてみていますが、特別気になるものに出会えていません。「アルゼンチンババア」も面白かったのですが、期待していた程のビビッと感は得られませんでした。
そんなところに「13/ザメッティ」です!ブラッド・ピットがリメイク権の争奪戦に名を連ねたことも有名なところですね。

この作品は2005年に製作された映画ですが、モノクロです。
古いフランス映画や、「ストレンジャー・ザン・パラダイス」「イレイザーヘッド」の空気感を連想させる映像です。
またストーリーの展開や全体のテンポがスローなところも、昔の映画を彷彿とさせる要素です。なにも知らずに見せられたら、とても最近作られたとは思えない映画でした。

近頃は現実の生活に近いスピード感のある、つかみはOKな海外ドラマやハリウッドものばかり観ていたせいで、本作の出だしにおいては速度に馴染むのに少々時間が必要でした。
しかしそれもつかの間。静かにゆっくりと、気がつけばドップリと画面に釘付けでした。

正直ロシアンルーレットという衝撃的な内容ですから、好めない方は沢山いらっしゃるでしょうね。
でも本当に面白かったデス!役者さんも皆すごい!演技と思えないほど自然に異常な世界にいる人物たちでした(^^;)
殺人をゲームにするような犯人のある名作は他にも沢山ありますが、なんだかそれらが子供だましに見えてくる程、真の狂気に迫ったもので、非常にリアルでした。

不思議なことにコレだけ血を流しているはずのシーンがある映画なのですが、肝心の血は映像として殆どありません。なのに血生臭さプンプンでした。

私は幼少期にみた日本映画の「切腹」を想起しました。これもモノクロなので、当然血潮は黒で表現されているのに、記憶にはどす黒い赤となって恐怖の引き出しに残っています。
他にも大人になって見直したら、カラーだと思っていた映画がモノクロだったということ、結構あります。なんですか人間って、見えない部分は無意識に自分の経験したイメージで補うようになっているのですかね?
この映画は、血の姿すら見せないことで、より高いリアルな恐怖へつながるように作られているのでしょうかね?

血に限らず、汗のしみたTシャツからたつ臭いや、狂った人たちの放つアルコールや薬の体臭と熱気、いらだつ人やキレる人の醸し出す張りつめた緊張感が、どあーっとなるシーンは記憶に染み付きました。

あぁ、大金持ちも極度の貧困も嫌ですね、普通が一番です。

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コメント

この作品、私も好きでした。
スタイリッシュなモノクロの世界はこの作品の雰囲気にぴったりでしたっ。ハリウッドでどんなことになっちゃうのか、どきどきです。期待は全くしていませんが、ある意味とても気になります。

コメントいただけて嬉しいです、いいですよねぇ〜この映画
リメイク、私も大変気になります。いい意味で裏切ってくれたらいいですね〜

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[[attached(1,center)]] グルジア移民のセバスチャン(ギオルギ・バブルアニ)は、偶然手に入れたパリ行きのチケットを使い、一攫千金をもくろむ。 単身パリに向かった彼は、謎めいた指示に導かれ、ある館にたどり着く。 そこは、13人のプレイヤーに大金を賭け、集団ロシアン・ルーレットで生死を競わせる、悪夢の世界だった・・。 {{{: 監督: ゲラ・バブルアニ 脚本: ゲラ・バブルアニ 製作: ゲラ・バブルアニ 出演: ギオルギ・バブルアニ/パスカ..... [続きを読む]

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