天然コケッコー
まぁたレンタル(映画)の話でお恥ずかしいのですが、近頃夕飯時にテレビより映画を観るのが習慣になりつつありまして…。
で、借りる時、やっぱり新作は我慢、準新作なら悩むところですよね。
でも昨日は旧作扱いになるのが待ち切れず、準新作になっていた「天然コケッコー」を借りて観ました☆
ちなみに(私も間違えていたのですが)正しくは“コケッコー”です、“コケッコッコー”ではありませんデス(^^;)
この映画は、人気コミックが原作で、ど田舎で暮らす少女の日常(初恋含む)を描いた内容です。
私は原作を読んだことがないのですが、予告編を目にしてから観たいと思いつつ、結局映画館で見そびれた映画なのです。
ということで、レンタル開始されてから新作でなくなるのを毎度チェックしていたうちの一本です。
で、感想は、珍しく期待以上でとってもとてもヨカッタです♪
この映画全体が、ちょっとノスタルジックな浮遊感に包まれていて、清潔で気持ちよい〜☆
そして東京生まれの東京育ちな私には、こんな自然に囲まれたギスギスしていない幼少期が過ごせるなんて羨ましい!とも。
主人公と同世代の方には、また違った感想があるのでしょうね。
また、画や展開がふらふらしていて、そこがリアルな日常といった感じで、新鮮でした。
ほら、映画ってオチ(メッセージ)を届けるために、観客は大概皆同じポイントを押さえて観るよう画がつくられているじゃないですか?
でもこの映画は、呼吸がちょっと違うみたいです。整理された展開でなく、無駄なものも含まれているようなところが、リアルさにつながっているようでした。
(とはいえ、こんなにいい人ばっかりなのは、やっぱりリアルでなくてファンタジーですけどね)
きっと原作の微妙な空気感をきちっと映画化されたのでしょうね〜。原作も読んでみたくなったし、監督さんの凄さにも驚きました。
視点が散漫というか…田舎暮らし、初恋、都会、思春期、家族、自然、子ども…全部ひっくるめて、とある彼女の日常に詰まっているみたいな感じで、どこに注目して観るかで、楽しみ方も変わるような作品でした。
なので私も、誰でも思い当たる節のあるような想い出と、「こんな暮らしもあるんだ〜」という世界とを味わいながら、時折映るネコやら、映画ではバレンタインデー以下にサラッと扱われる正月の扱いやら、主人公の両親役が佐藤浩市さんと夏川結衣さんなのに、特別扱いの撮り方されていないで大丈夫か?といった、どうでも良いところに気を散らしながら、楽しみました。
そう、主人公のそよ役に夏帆さん。殆ど女優さんとしての姿を拝見したことがなかったのですが、今回はじめて素敵な女優さんだと思いました☆方言まるだしのまっさらな天然少女の美しさを、さらりと演じていて、ホントはまってました。
また、同じ学校の子供達も皆かなーり見事な役者さんばかり。
弟役の俳優さんもどんぴしゃのイイ表情するし、もぅなんですかね、最近の子役はすごい方ばかりですねぇ。みんな地元の子かと思っちゃいましたよ。
観るのオススメな一本でした。
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コメント
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ついでに主題歌がくるりってところがまた、ね。
個人的にツボ(笑)
でもまだ準新作に手が出せず観てない⋯
原作者のくらもちふさこの漫画も好きです。
ちなみに明日、友人4人でSOTOに行きます!
ヴィム・ヴェンダースじゃん!
投稿: chiho | 2008年2月 8日 (金) 22時27分
そうそう、くるりの歌がまた合ってました♪
旧作になったら、是非。
ところで、SOTOへ行くのね★サンキューです。
今回は皆さんご存知な映画ですよね〜私も連休のどこかで予約してみます!
投稿: みずなす | 2008年2月 9日 (土) 10時49分