BSドキュメンタリー「10年後のマンホールチルドレン」
これからお花見会の予定なのに、朝からどんより曇り空。。午後は雨の予報も出ていて、少々肌寒いです。ちょっとでも青空みえてくれないかなぁ〜と願いつつ、お支度しています。
このところ、録画していたマンホールチルドレンのドキュメンタリーを連夜みていました。
私は今回のシリーズ一挙放送で初めて存在をしったのですが、マンホールで暮らす人々がモンゴルにはいるのです。
先週はシリーズ第一弾「マンホールで大人になった」そして第二弾「マンホールで大人になった 再訪・厳寒のモンゴル」の再放送がありまして、昨晩放送されたのが、現在の様子を取材した最新の「10年後のマンホールチルドレン」。
1998年、貧富の差が広がるモンゴルで、生活難や虐待など様々な理由から路上生活に追いやられた人たちが、寒さをしのぐために温水パイプのはしる暖かいマンホールの中で暮らしている姿があふれていたのです。
これは、そのマンホールチルドレンであるオユナという少女、ボルト・ダシャという少年の三人にスポットをあてて、6年後、10年後と彼らの様子を追いかけた力作のドキュメンタリーなのです。
第一弾は、同じ境遇の子どもたちだけで肩を寄せ合い、ゴミをあさりつつ、たくましく生きている存在に、ただただ驚いて釘付けになって観ていました。
第二弾は、想像以上に大人になった彼らの暮らしが、かなり変わっていて、驚きました。
強気の少女オユナは、仲違いしていたこれまたマンホール暮らしの母親の元へ戻って、一緒に暮らしていました。さらに結婚・出産・離婚を経験しており、自分の子どもに会わせてもらえない苦しみの中、お酒と母に頼る暮らしをマンホールで続けていました。
ボルトは、年上で腕力の強いダシャに守られマンホール暮らししていたのですが、真面目に努力して建設現場での職を得て、自分で建てた小さな家に、呼び寄せた母と妹と一緒に暮らすまでなっておりました。
いまだマンホール暮らしから抜けられないダシャを居候させるほどになっていたのです。
ハッピーエンドにはほど遠いものの、最終的には希望のある印象で締めくくられており、観ているこちらも少しだけホッとしたものです。
第三弾、今現在の様子。「これはもしかしてボルトが社長さんにでもなっちゃってたりして?」と淡い期待を寄せて観たところ…想像以上に最悪な状況になっていました。。
なんとボルトはオユナと結婚し、子どもをつくっていました。そしてオユナとの結婚に反対する母・妹を家から追い出し、後にオユナとも揉め、家は土地の所有権を持った者に追い出され、結局一人酒浸りの廃品回収で稼ぐマンホール暮らしに逆戻りしていたのです。
子どもを連れたオユナは、これまた衝撃的!ダシャと暮らしているのです。ダシャは家族7人をボルトと同じ廃品回収で養っていました。
…修羅場です。
社会の問題のしわ寄せをまるごと受けた人生を歩む彼ら。また数年後に追いかけるのか、どうなっているのか、苦しいけれど興味があります。
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