埼玉(さきたま)古墳群
新型インフルエンザのニュースに、マスクを買い足した我が家です
私は子供用サイズなのです。子供用は品薄なようですし、家族で同サイズまとめ買いできないことからも「面倒くさいなぁ」と文句言われつつ入手してもらいました。
みなさまも、予防第一ですから、暑いけれど人混みへ出かける時はマスクを忘れずに参りましょう。
それでは、前回の続き「埼玉(さきたま)古墳群」観光のご報告にまいります。
こちらは広大な公園になっておりまして、園内に古墳が数個点在しています。
古墳って、全国で700基もあるのですって!その中でも埼玉にこんな有名な古墳群があるとは知らなかったです。いやはや実物を目にするのは、多分初めての古墳経験です★
園内マップに従って、まず“丸墓山古墳”へ。
こちらは円墳でして、頂上に桜の木があります。これが見頃になると相当美しいそうで、有名な写真スポットだそうです。古墳といっても、その場へ立つと普通に丘って感じです。暑さに負けて上まで登りませんでしたが、そんな我々の脇をおしゃべりしながら造作なく登ってゆく地元の中学生男子3人。若いって素晴らしい
この古墳は石田三成が見通しのよい頂上に陣を張ったことでも有名だと、フクロウ博士のお義父さん。まるでガイドのようなお義父さんのおかげで、ツアーに参加した気分でした
いやー陽射しが強いと園内歩くだけでも汗だくです
が、せっかくなら前方後円墳も見たいということで、次の古墳へ歩を進め、その流れで近くにあった“展示館”にもせっかくなのでと入館。
入館料大人200円(お義父さんはシルバーパス♪)にしては、大変展示量が少なく狭く、「冷房代だな、こりゃ」と、悪態つきながら退出。
地面の穴は蝉の出て来た穴だとか、おしゃべりしながらメインの博物館へ向かいプラプラ進み出した途中、小川をまたいだ先(園外)に像を発見しました。
わらわら近寄ってみるに、どなたか分からないけれど服装から柔道の達人とお見受け。
すると義父が、その像の足下でもくもくと草刈りする男性に声をかけました。「この像の方はどういった方なのですか?」
彼曰く、この方は吉川さん。像の裏には説明板もありまして、その道では有名な方だそう。
…とここまでかと思いきや、男性のお話は止まりませんでした。
この像を立てた方も、手入れをしていたお弟子さんらも、いまやすっかり放置だそうで、この像は胸まで草・蔓に埋もれて見る影もない状態だったのですって。
ご近所にお住まいのこの男性が、何かと思って草刈りをしたところ像が現れ、気の毒に思って以後ご好意のみで手入れをなさっていらっしゃるとのこと。
立て主さんは立派になられて、もうこの像の元へはお見えにすらならないとか。やりっぱで、維持はまじめな善意の上にあぐらをかくというのは、全くいただけませんねぇ。。「年金暮らし、家で母ちゃんと顔あわせていても仕方ないから、こうして草刈りしてんのよ。」と愚痴る男性、いやぁなかなか出来ないことです。本当に素晴らしい心の持ち主の男性です。
…こんなところでも世の中の縮図を見てしまいました。
園内に戻って、博物館へ。
こちらは夏休みの宿題目当ての子供や、家族連れなどで観光地らしく賑わっていましたよ♪
入り口で、先ほどの展示館で買ったチケットと共通だと気がつき、「両方鑑賞できて200円なら安いじゃん!」と先ほど悪態ついたことを反省
こちらへ来たら、見なきゃ意味なしというメインなのが、古墳から出土された“金錯銘鉄剣”。この鉄剣には、金文字が綴られており、国宝です。
この銘文の内容は、剣の持ち主である大王の親衛隊長とその一族の名前と、大王に仕えてきた由緒で、115文字にまとめられています。
その他、国宝含め、出土した副葬品や埴輪が展示されています。
こちらは見応えありの博物館でしたよ
博物館前の名物「ゼリーフライ」と埴輪のミニチュアを土産に買って、満足して帰路につきました★
こちらのお土産屋さんは、テレビ番組でも取り上げられたようで、賑わってました。この力の抜けたヨボヨボな古さが、懐かしいですよね。この埴輪は“猿”です。
なーんか、千と千尋の〜に出てくる奴か、「たましい」みたい。
モヤ〜ヌモ〜ホエ〜。
「ゼリーフライ」は、おからの入ったジャガイモコロッケみたいなものだそうで、大豆アレルギーな私はアウトでしたが、旦那さんは美味いと喜んでおりました
夏休みの宿題をかかえたお子さま、これから夏休みだけど近所で済ませたい方、よろしければ是非さきたま古墳群へ
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