インセプション
レイトショーでみてきました「インセプション」。
平日だけに空いていましたから、我々の両脇は1つずつ空きの中央で良い席今回は煩い人もいなそうだし集中して観られると思ったら、映画はじまって直ぐ椅子が小さいのかお尻が痛くてモゾモゾ動きまくる旦那さんが目障りでした!太り過ぎ!
ぬぬう…いつもマナー悪な人に苛ついて文句をいう連れが、まさかの。。一番身近に落とし穴です
これだけテレビやなんかで宣伝されているので、あらすじは皆さんご存知と思います。
そう、他人の夢に入り込んで、ターゲットの考えを盗んだり、さらにはターゲットにこちらの考えを植え付けて、あたかも初めから自分の考えであったようにターゲットの考えを変えさせる、特殊技能を持った犯罪者が主人公のお話。
夢というのは、全ての人が経験ある天地創造活動ですよね。本当にまっさらのところ初めっからオリジナルのイメージを自由に作り上げている世界。
なので、劇中でも現実離れした凄い映像が沢山出てくるのですが、私が一番惹き付けられた映像は、眠っている主人公たちの映像デス★
これ、夢を共有するマシーンにつながって、夢主の夢に入れることになっている設定でして、何パターンかのマシーンにつながって寝ている絵面が観られるのですが、夢主がユフスの夢と、アーサーの夢の寝姿がヨカッタ☆
夢というモチーフが意識と無意識に関わり嘘がつけないものであるから、個人を捉えるツールとして大変価値があるというのは分かるのですが、何か出てくる人の夢は皆ゴージャスで地味な夢はないんですよね〜夢でも見栄ってはれるのでしょうか?
観たいと思った世界の夢をみれるわけでないから、こうどれも凄い世界の夢だと、なんかただゴージャスなロケがしたかったのかななんて思ってしまいます。
予告から夢を使った企業スパイのアクションものだと思っていたのですが、そこに主人公のプライベートなメンタルトラブルも絡んでいて、観た後もしばらく考察したくなる映画でした。
ネタバレ気味な話になりますが、最後は夢なのか現実なのか…というもので、ミッションのターゲットにアイデアを植え付けただけでなく、主人公がアイデアを植え付けられたのか?とも考えてみたり、夢と現実を見分けるトーテムの機能自体が植え付けられたものなのか?とも考えてみたり、なんで元奥さんはお向かいのビルの窓に立っていたのか?とか、それは向かい合わせた鏡と関係あるのかとか、アリアドネのトーテムは大事なとこで出て来るのかな〜と思って観ていたけれど結局特別活躍しなかったなぁとか。。。なーんか分かったような、合点がいかないような、入り交じったところで、しばらく考えるのを楽しむことができました。
ま、ゲームやネット、書物や薬物など仮想世界にどっぷり漬かり過ぎると、何が現実か信じられなくなって精神崩壊がおきるというのは、誰しも少しは似たような経験をもって共感できることと思います。何事もはまりすぎには気をつけねば。
そこまで楽しんでおきながら何ですが、何故でしょう、字幕がしっくりこなかったのもあるのかなぁ…どこかしっくり共感できないというか感動できなくて、期待が上回ってしまった感の否めない作品でした。
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